自然食研では、グループ会社の協力のもと昔ながらに伝わる食の知恵を研究・商品開発を行っています。
そのため、特定成分だけを抽出・強化した商品ではなく、食材の栄養成分をできるだけそのまま摂取していただく事、そして手軽に生活習慣に取り入れていただくための工夫が大切だと考えます。私たちは、これからも食文化と自然食材の研究にこだわり続けたいと思います。
自然食研ではグループ会社と共にこれまで大分大学・名古屋大学と共同で実験・研究を進めてきました。
研究は多岐にわたり、しじみに含まれる様々な成分が健康に役立つ事も学会に報告しました。お客様にご安心してお続けいただける様、今後も商品の研究を続けて参ります。
CO2を土壌へ固定化することで環境へ寄与
スーパー健願青汁に使用しているケールは、㈱自然食研のグループ会社である農地所有適格法人㈱自然農研で栽培しています。スーパー健願青汁に使用しているケールの他にも、大麦若葉など様々な青汁原料の栽培を行っている㈱自然農研では、青汁原料の栽培が環境に及ぼす影響を調査しました。 今回の調査では、9年間に渡って大麦若葉を栽培した農地の土壌(耕作地)と、同一農地内の何も栽培していなかった土壌(非耕作地)とで土壌炭素量の比較を行いました。
その結果、耕作地の土壌炭素量が非耕作地の1.9倍も高値を示す事が明らかとなり、大麦若葉を栽培する事によって温室効果ガスとして問題となっているCO2を土壌へ固定化する事で環境へ寄与している事が明らかとなりました。
私たちは今後も環境へ配慮した活動を行い、持続可能な社会の発展と地球環境保全に貢献していきます。
FSC®認証紙へ順次切替、森林保全活動を推進
FSC®(森林管理協議会)は責任ある森林管理を世界に普及させることを目的とする、独立した非営利団体であり、国際的な森林認証制度を運営しています。FSC®認証紙を使用することは適切に管理された森林の木材を使用していることになります。
そのため、使用する紙をFSC®認証紙に切り替えていくことが、自然林の保全や絶滅危惧種の保護推進に繋がっていきます。また、そこから与える様々な影響が多くの目標貢献となっています。
しじみ習慣はお蔭様で数年連続売り上げNo.1を継続いたしております。その分多くの紙を消費していることになりますので、弊社もFSC®認証紙に切り替えることにより森林保全に協力をしていきます。
しじみの養殖が温暖化の抑制に寄与
水面から排出されるガスを捕集している様子
温室効果ガスのモニタリングをしている様子
自然食研はしじみ習慣の原材料であるしじみの養殖が温暖化に及ぼす影響を調査しています。
台湾の中興大学で水域生態学を専門としている林 幸助 教授(Professor Lin Hsing-Jun)、林 蔚任 博士(Dr. Lin Wei-Jen)の協力を得て、
しじみの養殖池の生態系が気候変動の原因である二酸化炭素などの温室効果ガスの吸収・排出にどのように影響を及ぼすのかを調査しました。
2022年9月に調査を行った結果、しじみの養殖池では大気中から温室効果ガスを吸収していることが分かり、温暖化の抑制に寄与している可能性が示唆される結果が得られました。
この肯定的な研究結果を得ることができたことは非常に浮き立つ思いですが自然食研は今後も季節変化の影響を理解するために、長期的な調査を実施していきます。
今回の調査は季節変動などによる気温、日長の変化などについては十分に考慮されていません。
そのため、今後も自然食研は、しじみの養殖が温暖化にどのような影響を及ぼしているのかを継続して調査・研究することで、より環境に配慮した取り組みを進めていきます。